【ご報告】
8月20日、Vocal Ensemble Keiwa(以下VEK)は、全日本合唱コンクール新潟県大会に初めて出場し、銀賞を頂くことができました。VEKを創設して2年目。ようやく夏のコンクールのステージを踏めたこと非常にうれしく思っています。改めて、VEKの活動を応援してくださっている方々に御礼申し上げます。
【VEKのコンクール出場という難しさ】
私たちVEKの母体となっている敬和学園高等学校の生徒は、全国各地から生徒が集まってくる学校です。そのため、卒業後はそれぞれ全国各地へと散らばってしまいます。VEKのメンバーも例外ではありません。そんな全国へ散らばってしまったVEKメンバーの全員の練習日を合わせることはなかなか難しいものです…。練習の回数は他団体に比べたら圧倒的に少なく、曲もどこまで仕上がるのかは未知数でした。そんな中で、このコンクールの日に向けて、関東から、関西から、東北から、お金も時間も体力も使うVEKの合唱活動に、たくさんのメンバーたちが集まってくれました。そんな嬉しさと同時に、曲のクオリティを向上させることの難しさもまた感じさせられました。
【賞よりも大切なもの…】
今回VEKは、全日本合唱コンクールにおいて、銀賞を頂くことができました。残念ながら関東大会への出場の切符をつかみ取ることはできませんでしたがVEKメンバーで大会の日に向け、みんなで時間を合わせ、最大限の努力をしてきました。
敬和の合唱部として違う時間軸に音楽室で青春を過ごしたOBOGたちが、音楽を通して同じ時間に同じステージで、声を合わせる機会を持つことができたのです。そこでは言葉には言い表すことのできない幸福感と音楽の偉大さを感じることができました。コンクールでいただく賞とはまた違う、大切な価値がたしかにあると、そう思いました。
Vocal Ensemble Keiwa団長 佐藤光世
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